
前回お伝えした“肥料ドロボー”騒動。
イノシシ親子に米ぬかをきれいに食べられてしまった、あの出来事から、しばらく経ちました。
あれからも、山すそでは静かな攻防が続いています。
■ 新たな動きが!
ある朝、畑へ向かうと、遠くで何やら土がざわつくような気配。
「もしや・・・?」と思い、設置していた罠の方へ近づくと・・・

そこには、小さなウリボウが一頭。
淡い縞模様がうっすら残る、まだ幼い個体でした。
イノシシ親子の“犯行”を追っていたつもりが、まさか本当に姿を見せるとは・・・思わぬ展開です。
■ 感謝して、美味しくいただきました
その後、捕獲されたウリボウは、地域の慣習に従って丁寧に処理していただきました。
自然からの恵みに感謝しつつ、おすそ分けとしていただいたお肉を、
友人たちとBBQで味わうことに。
柔らかくクセのない味で、「これが例の肥料ドロボーの一味か・・・」などと笑い話になり、
気づけば宴になっていました。
■ しかし、気配はまだ残っている
ただ、これで騒動が落ち着いたわけではありません。
夜になると山の奥でガサガサと音がすることもあり、どうやら他の個体もまだ近くにいる様子です。
すぐ200メートル先には住宅地が広がっており、この一帯はまさに“日常と自然の境界線”。
そのすぐ裏側には、まだ影が潜んでいます。
■ 近所の農家も頭を抱えている
近隣の農家でも、
・サツマイモが掘り返された、
・地面に穴があけられた、
・果樹の落ち実が食べられた、
といった被害が出ており、地域全体で悩みの種になっています。
米ぬかの件だけでなく、この周辺は今、静かな攻防の真っただ中。
今回のウリボウは、その一部に過ぎなかったようです。
■ そして、物語はまだ続く
今回のことで状況は少し動きましたが、山すそには、まだ気配が残っています。
この先どうなるのか、どんな結末を迎えるのか・・・
それは、また次のお話で。
(撮影地:大分市南西部・大型ショッピングエリア近郊)
投稿者:船舶 T-K